世界でいちばん小さな革命

おいしいものが大好きです! 一人称はぼく。

巻物

巻物。お寿司の話ではない。スマホで漫画を読んでいて思ったことです。新しい本のカタチは巻物への回帰だとおもう。ページはもうめくらない、スクロールして巻物を読み進めるものになる、ということ。伊達巻、大好き。

紙の本は次のページに移るとき、ページをめくる。Kindleでも同様だ。だからあくまで本というものが紙なのか電子ペーパーなのかという違いだけれど、これからの電子書籍は完全にスクロール全盛になるにちがいないとスマホでスクロールするタイプのマンガを読んでおもった。スクロールは書物にとって革命的な変化を起こすはずだ。文章なら縦書き横書きでスクロールの方向が変わりページという概念は消失するが、もっと大きく変わるのはマンガだとおもう。コマ割りとか見開きとか紙のマンガが築き上げてきた特有のテクニックやページ概念が破壊され新たな表現が産まれるにちがいない(そもそも電子書籍のマンガには見開きで魅せることができないという制約があった)。文章は直線的に読むけれど、視覚メディアであるマンガはスクロールによって視覚情報の目への入り方や量と質が変わる、そしておそらくいちばん変わるのは時間の表現概念だろう。より動画的になっていくとおもう。もちろんページめくりの電子書籍も残るだろうけれど、巻物をスクロールして読むようになる、ということは普及するし、書き手・読み手に少なからず影響を与えるとおもう。